2018年11月29日

「で を する」という書籍

こんばんは。OUT老宣伝担当シマカワです。

今夕は、新宿の地下街でやっている古本市に立ち寄りました。
そのとき見つけたのが、『で を する』という書籍。

白水社の新書版のシェイクスピア作品各350円が並ぶ中、
来年3月に私が出演する舞台「尺には尺を」の書籍は見つかりませんでしたが、
明治に出版された夏目漱石の「鶉籠」(坊ちゃんほか全三篇所収)の
昭和40年代復刻版が300円とか、秋山加代「叱られ手紙」とか
面白いものがたくさん。

で、「で を する」は、どんな本かというと、
本名信行、ベイツ・ホッファ編の辞典。

背文字に使われた赤のインクが日光のせいで退色し見えなくなっていて
「で を する」と読めたけど、
本当の書名は「英語で日本文化を説明する辞典」でした。

今見たアマゾンのサイトでは、中古が1円から、新品が2,052円から。
ヤフーショッピングサイトでは864円から5,880円までありました。
昭和61年初版発行、
今日手に取ったものでも、20数刷でしたから、よく売れた書籍のようです。
虫の声、松茸、歌舞伎、などなど、日本語の説明が左、英語の説明が右と
見開きで展開します。面白そうでした。 

松茸の項に学名が書かれていて、「なんとかマツダケ」。
あ、でも、今検索したら「Tricholoma matsutake」と出てくる。
あれ、「〇〇〇matsudake」ってその本には書いてあったのに。
学名も進化するものなのかも。
あ、いや、サイトによっては「Tricholoma matsudake」だ。
どっちでもいいのね。

☆☆☆

話は変わって、シニア演劇レッスンの話。
先日、還暦同窓会というのがありまして、
61歳前後の高校時代の友人が集まりました。
その中のひとりの男性を3年前に「座シェイクスピア」に勧誘したことがあります。

立ち姿、声、押し感(圧力というか存在感というか)に惚れ、
「ぜひ、一緒にシェイクスピアと演劇を勉強しましょうよ」と誘ったのです。
カラオケに行けば、聞かせる歌声で魅了する人。
でも、残念ながらその時は断られましたっけ。

その人が、今回の同窓会で「前に僕のこと誘ったでしょ」と、やってきた。

♂ 最近ね、シニア演劇オーディションを受けたのよ
♀ ええっ? で、どうだったの?
♂ それがうかっちゃってさ
♀ そりゃそうでしょ、うかると思うよ、声はいいし、姿も・・・。で、もうレッスン始めてるの?
♂ ナレーション希望で受けたんだけど、合格になっちゃって・・・
  でも、レッスン料ほかで35万円だって・・・高いよね・・・
♀ いや、相場じゃないの? 少し高いかな・・・
  私が通うワークショップも、入会金3万、月のレッスン料1.5万、公演出演料5万って足していくと
  年間26万円だからね。日舞とか殺陣とかも含めて習えるところなら、35万円もあるかも
♂ でもさ、半年で35万円だよ
♀ あらー
♂ 高すぎて、結局、断った
♀ あ、突然思い出した。シェイクスピアシアターって知ってる?
  渋谷ジァン・ジァンっていう小さな劇場で、当時は珍しかった
  ジーパンでシェイクスピアをやってた劇団。小田島訳ばかりを。
  今も俳優座劇場や吉祥寺シアター他でシェイクスピア劇公演をやってるけど、
  そこが、来年2月から40代〜60代を対象にシェイクスピア劇を公演する
  ワークショップの募集をするのよ
  それが、毎週土日に各4時間の夜稽古できつそうだけど、会費を
  このあいだ1時間で換算してみたら、約440円の稽古料だったよ
♂ それ受けてみようかな。教えて
♀ 検索すれば出てくるよ。試験にうかればいいねえ

なんて会話がありました。
家に帰って、35万円の某レッスンを検索したところ、
内容の充実ぶりからして、決して高すぎの料金とは思えず、
感想を伝えようかと思ったけれど、もう断ったと聞いて、やめました。

彼はどうしたかな? シェイクスピアシアターの記事見つけたかな。
この一件で、シニア演劇レッスンについて、いろいろ見ることになったけど、
東京だけ見ても、本当にたくさんのグループがあること!

☆☆☆

また、そのあとの話。
私が来年3月「尺には尺を」をやると言っているグループに、
仕事の都合で出演辞退という人が出て、困ったことに。
誰か代わりの人を探さなくちゃならない、
入会金は免除としてもらえそうだから、今から入るなら〇〇円か、
誰かいないか、と思案しておりまして、
これを読んでいる人で、やってみたいという方はいませんか?
12月1日13時から17時までのレッスンを見学して、
それから決めてもいいんです。

演劇倶楽部『座』のサイト中、ワークショップの欄にある
「座 シェイクスピア DRAMASHIP」というものです。
見学申込みもそちらで。
OUT老の面々も、もとは、そこで出会った仲間。

公演は3月23日、24日。指導は壌晴彦さん。

同窓会の彼にもその件を伝えたことは伝えたのだけど・・・

オヤスミナサイ




posted by OUT老 at 22:55| Comment(0) | 日々のもろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月23日

月に住む男

こんばんは。月のきれいな夜です。
11月23日14:39に満月を迎えるそうですが、
その時刻に、私の住地からは、月が見えない。
だからこの月を満月と思い、ながめています。

なんでも、藤原道長が
「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることのなしと思へば」と
詠んだときからちょうど千年目の望月(満月)がこれらしい。

OUT老の宣伝係の私が、OUT老の面々と出合った2008年、
初めて舞台に立った演目がシェイクスピア「真夏の夜の夢」で、
その中に「月に住む男」が出てきました。
職人達が演じる劇中劇。
今宵の満月を見ていたら、思い出した。

冒頭のシーシアスの台詞に「月の欠けるのがなんと遅いことよ」と、
婚礼の日を待ちわびるシーンがあったり、
パックが登場して「お月さんより足早にひょっくりひょっくり出かけます」、
オーベロンがティターニアに会って「悪いところで会ったねえ、月夜に」、
オーベロンがパックに「清浄な月と地球の間に例の弓矢を取り揃えているキューピッドを見た」、
職人クインスが「広間の中にいかにしてお月さんを持っていくべえか」と言うなど、
「月」の出て来る台詞がいっぱい。

で、広間に本物の月を持っていけないから、こうしたらどうとアイデアを出したのも、クインス。
「だれか一人いばら一束と提灯を持って出て行って、おら月の役をしるでがす、と断るだね」

当時やったのが、坪内逍遥訳。「夏の夜の夢」でなく、「真夏の夜の夢」でした。

あれ、こう書いてくると、冒頭の台詞では婚礼は新月(月が見えない)の夜で
そこまでにあと4日というから、その夜は細い月の夜のよう。
それでなんでオーベロンは「月夜」というのかなあ。(満月だけが月夜じゃないか)
で、職人たちは、婚礼の夜、暦では月があるといっているのに、婚礼は新月のはず…。
なんだかわからなくなってきたぞ。 久しぶりに読み直そう。

なお、「いばら一束」については、
イギリスでは「月には、背中に束ねた枝をつけた男が住んでいる」と
古来信じられていたからなんだそうです。
日本の「うさぎが杵で餅ついている」と同じような言い伝えですね。
劇中劇「てまえは月ん中の人のつもりでござります」の台詞が可笑しかった。

OUT老の中島悦代はクインス、阿部義高はボトム、
山田スミ子は妖精、大塚みどりはハーミアだったかな。

お、もう3時。月にさよならして寝ます。

上の舞台は「座 シェイクスピア」の第4回公演だったのだけど、
今、第15回公演を控え、ある危機が出来(しゅったい)し、
それについて日記を書くつもりが、できなくなった。

また明日、書くことにするか。
オヤスミナサイ



posted by OUT老 at 03:19| Comment(0) | 日々のもろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月21日

ベトナムのチェーホフ

こんばんは。OUT老の宣伝担当シマカワです。

OUT老は、壌晴彦さん指導のワークショップ「座・シェイクスピア」で
2008年頃出合ったアマチュア役者たちが立ち上げた実験的劇ユニット。
今まで3回の公演を行いました。4回目のおしらせは、いつになるかな。

ふだんは、各自それぞれの場で演技、朗読、ダンスなどをやっていて、
中でも、4人並んだ女優写真左端の大塚みどりが、年に数本出演する活躍ぶり。

10月末から11月にかけて「誰がルルを殺したのか?」では、
葬式で実家に集まった4人兄弟の2番目、長女を演じました。
コタツに集う兄弟姉妹、カップめんをすすったり、将棋、トランプ、思い出話、
コタツだけで繰り広げる会話劇が面白かった!
みどり嬢は歌もダンスもやりましたね、コタツのまわりで。

その大塚みどり、待望の次回作は、チェーホフ作品。

壁なき演劇センター「ワーニャ伯父さん」
日時:2019年3月13日(水)〜3月17日(日)
会場:シアター風姿花伝(新宿区中落合2-1-10)
作:アントン・P・チェーホフ
演出・構成:杉山剛志
出演:綾田将一(あやだしょういち 将は旧字) 大塚みどり 
    沖渡崇史 小篠一成 木野本啓 東ヶ崎恵美 
    中村あさき 西村清孝 廣畑達也 岬万泰
助成:芸術文化振興基金

2016年から日本とベトナム現代演劇国際共同制作事業を
行っている「壁なき演劇センター」が、2017年12月に
ベトナムのハノイで開いたワークショップの内容を東京に
持ち込んだのが、2018年5月と8月。
ベトナムの俳優達が経験したのと同じワークショップを
日本人が受けて、そこからこの出演者が選ばれたとのこと。

ベトナムの人にチェーホフは人気なのか?
なんでも、2016年ハノイの国際実験演劇祭に日本から参加したのが、
杉山剛志演出のチェーホフ作品「かもめ」で、それを見た国営劇場
「ベトナム青年劇場」のトップ達が関心を持ったのが、発端だとか。
「チェーホフの作品を一緒に作ってもらえないか」とベトナム青年劇場から
壁なき演劇センターへ依頼があったのだそうです。

大塚みどり出演の3月の公演の前に、出演者は異なりますが、
「ワーニャ伯父さん ベトナム3都市5公演ツアー」が
2018年11月30日から12月6日まであり、そこにはベトナムと日本の俳優が出演。
ベトナムで見るチェーホフ作品、おおいに興味あるが、あいにく行けない。
来年3月の大塚みどり版を見ましょうかしら。

ちなみに、ベトナムの俳優達が2017年12月に受けたワークショップ内容、
つまり日本で2018年5月、8月に行われた内容は、

「ワーニャ伯父さんの創作を通して学ぶ俳優と演技の基本。
-ロシアのモスソヴィエト国立劇場に研修演出家として所属した杉山剛志による
スタニスラフスキー・システムの 実験的活用法!」
というタイトルで、

・五感と想像力を向上させるトレーニング
・演技と直結する戯曲の読み方
・即興を利用したシーン上演
(身体的行動による戯曲分析法)
・第一幕の通し上演の発表
というものだそうです。

詳しくは「壁なき演劇センター」で検索してね。

「身体的行動」とはなんぞや。それでもって戯曲を分析するとは。

お布団の中で考えよう。
オヤスミナサイ・・・





posted by OUT老 at 22:42| Comment(0) | 日々のもろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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