2019年01月10日

方言のある芝居、他地方の人にもわかる詩

新しい年になりました。
OUT老の役者連になり代わり、
日々のもろもろを書いてブログを更新する
宣伝係のシマカワです。
今年もよろしくお願いします。

本ブログのトップページに並ぶ女優4人の写真、
これは2009年10月31日 銀座小劇場で
OUT老の旗揚げ公演に参加した4人です。
演目は清水邦夫作「楽屋 〜流れ去るものはやがてなつかしき」でした。
その後、2016年に演出と配役を一部かえて再演。

2回の「楽屋」で女優Aを演じた山田スミ子。
劇の中で、斬られの仙太の一部を演じたりする、あの戦前の女優。
ここ7年間、川崎市アートセンター アルテリオ劇場での
お芝居が続いていますね。
老若男女の地域住民からなる劇団
「しんゆりシアター 劇団わが町」に、6、7年前から夫婦で参加。
今年の第1弾は、これです。

☆☆☆

「みずゞ凛々」
童謡詩人金子みすゞは、明治36年、山口県仙崎(長門市)に生まれ、
昭和5年、満26歳でみずから命を絶った。みすゞはなぜ死を選んだのか?
どんな生活がみすゞの詩の背景にあったのか?(チラシから抜粋)

日時:2019年2月9日(土) 14:00 18:00
       2019年2月10日(日) 13:00 17:00
       2019年2月11日(祝・月) 13:00
場所:川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
   (小田急線新百合ヶ丘駅 北口徒歩3分)
料金:一般2,500円 小・中学生1,000円 全席指定
原作:矢崎節夫『童謡詩人 金子みすゞの生涯』
脚本・演出:ふじた あさや
音楽:吉岡しげ美 美術:池田ともゆき 照明:坂本義美 音響:山北史朗
出演:11歳から78歳までの44名の団員と
    company ma から客演の原田亮、森山蓉子
   ※演出補の大谷賢治郎も同じ「カンパニー間」から

☆☆☆

じつは、金子みすゞと山田スミ子には「山口県」という
キーワードがあります。
山口県出身のスミ子は、山口県が舞台のこのお芝居で、
山口の方言に深くかかわり、言葉を山口での言い方に直したり、
ほかの出演者たちに山口のアクセント、イントネーションを説明したりを
演出家からの依頼でおこなっているとのことでした。

芝居のチラシに添えられた手紙には、さらに
「山口で出会った誠浩とスミ子が晩年になって、
金子みすゞのことを演ずる奇縁も感じています」とあります。

NHKのアナウンサーだった誠浩さんが、最初に
山口の局に配属され、そのとき、妻となる人スミ子に
初めて出会ったのですって。

☆☆☆

OUT老の阿部Pこと阿部義とシマカワが
「朗読赤十字奉仕団」として月に1度通っている
都内の特別養護老人ホームで、12月に金子みすゞの
詩を読みました。

3人か4人の団員が民話やエッセイ、小説を朗読して
合間に入居者の人と歌を3、4曲歌う「朗読会」です。
「兄さまは掛取り、母さまはお飾り、わたしはお歳暮・・・」で
始まる「大晦日と元旦」というみすゞの詩を、入居者のみなさんと
「群読」した12月朗読会でした。
あ、その日は、珍しく阿部Pは、別の施設に行っていたかな?

さっきの方言の話とことかわり、詩は大正時代、昭和初期に
「童話」「金の星」「婦人倶楽部」「婦人画報」ほかに投稿・掲載
されていただけに、方言で他の地方の人にわかりにくい
ということはあまり感じられませんでした。
(全部読んだわけじゃないけどね)

「だいだい」の花の香りが漂う場面が、ある詩の中に出てきますが、
「それが実は夏みかんのことです」という解説を読んだくらいかな。
橙は、ポンスに使うあれで、夏みかんは厚い皮をむいて
「すっぱ〜い」と言いながら食べる柑橘ですよね。
山口県の県花は「夏みかん」。

金子みすゞ関連のドラマや舞台を、過去に数回、
石井ふく子さんがプロデュースしていて、
今回スミ子担当の「金子ミチ」役は、その時々は、
高島礼子、中田喜子、藤田朋子(音楽朗読劇)などが
演じたそうです。
そうそう、誠浩さんが演じるのは、みすゞを応援する詩人・佐藤義美。
「犬のおまわりさん」ほか、童謡をたくさん残した大分県出身の詩人です。

☆☆☆

昨年の今頃、シマカワは1月12〜14日5回公演で
「壁」という芝居に出演しましたが、その稽古初盤、
標準語で書かれた台本を
「今日から自分の方言・佐賀弁でやって」と演出家に言われ、
苦心してやってみたところ、
翌日には「長崎弁に変えて」とさらに注文を受け、
目をシロクロさせていました。
佐賀と長崎って東京の人が聞いたら同じ「九州弁」なのかと思いきや、
「佐賀弁だと、主人公の長崎弁と明らかに違う方言とわかるから
長崎弁のほうにそろえて」ですと!

接続詞も語尾もいろいろ違うのよ〜〜〜
劇団わが町の団員さんたちの、2月本番までのお稽古の
大変さを思いやります。がんばれー。

とりとめもなく終わり。

あ、チラシの裏にこんな文言が大きな字で。
「幻の童謡詩人 
金子みすゞの26年
みすゞを殺したのは時代だ」

やっぱり見に行かないとわからないね!






posted by OUT老 at 13:43| Comment(0) | 日々のもろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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