2018年11月23日

月に住む男

こんばんは。月のきれいな夜です。
11月23日14:39に満月を迎えるそうですが、
その時刻に、私の住地からは、月が見えない。
だからこの月を満月と思い、ながめています。

なんでも、藤原道長が
「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることのなしと思へば」と
詠んだときからちょうど千年目の望月(満月)がこれらしい。

OUT老の宣伝係の私が、OUT老の面々と出合った2008年、
初めて舞台に立った演目がシェイクスピア「真夏の夜の夢」で、
その中に「月に住む男」が出てきました。
職人達が演じる劇中劇。
今宵の満月を見ていたら、思い出した。

冒頭のシーシアスの台詞に「月の欠けるのがなんと遅いことよ」と、
婚礼の日を待ちわびるシーンがあったり、
パックが登場して「お月さんより足早にひょっくりひょっくり出かけます」、
オーベロンがティターニアに会って「悪いところで会ったねえ、月夜に」、
オーベロンがパックに「清浄な月と地球の間に例の弓矢を取り揃えているキューピッドを見た」、
職人クインスが「広間の中にいかにしてお月さんを持っていくべえか」と言うなど、
「月」の出て来る台詞がいっぱい。

で、広間に本物の月を持っていけないから、こうしたらどうとアイデアを出したのも、クインス。
「だれか一人いばら一束と提灯を持って出て行って、おら月の役をしるでがす、と断るだね」

当時やったのが、坪内逍遥訳。「夏の夜の夢」でなく、「真夏の夜の夢」でした。

あれ、こう書いてくると、冒頭の台詞では婚礼は新月(月が見えない)の夜で
そこまでにあと4日というから、その夜は細い月の夜のよう。
それでなんでオーベロンは「月夜」というのかなあ。(満月だけが月夜じゃないか)
で、職人たちは、婚礼の夜、暦では月があるといっているのに、婚礼は新月のはず…。
なんだかわからなくなってきたぞ。 久しぶりに読み直そう。

なお、「いばら一束」については、
イギリスでは「月には、背中に束ねた枝をつけた男が住んでいる」と
古来信じられていたからなんだそうです。
日本の「うさぎが杵で餅ついている」と同じような言い伝えですね。
劇中劇「てまえは月ん中の人のつもりでござります」の台詞が可笑しかった。

OUT老の中島悦代はクインス、阿部義高はボトム、
山田スミ子は妖精、大塚みどりはハーミアだったかな。

お、もう3時。月にさよならして寝ます。

上の舞台は「座 シェイクスピア」の第4回公演だったのだけど、
今、第15回公演を控え、ある危機が出来(しゅったい)し、
それについて日記を書くつもりが、できなくなった。

また明日、書くことにするか。
オヤスミナサイ



posted by OUT老 at 03:19| Comment(0) | 日々のもろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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