OUT老の自称「宣伝担当」シマカワです。
長らく日記がないのは、
命やパソコンに別状あったわけではありません。
生きております。
さて、OUT老の主要メンバーらの
2017年秋の出演情報を書いておこうかと、
ただいま、「多賀谷忠生」「写楽座」「geki地下」
などの言葉で検索していたところ・・・
なんと、アダルトな写真投稿サイトの見出しが
出てきました。
過激露出、野外下着、ゴザむしり・・・って、
どんな写真なのかしら。
(怖くて、見てはいない)
正しい出演情報が分かりましたら、
またおしらせしますね。
☆☆☆
日記タイトルは太宰治「新ハムレット」
二 ポローニヤス邸の一室
レヤチーズ。オフィリヤ。
の場面からの抜き書き。
フランスに旅立つ兄レヤチーズが、妹オフィリヤに
「たまにはフランスの兄さんに、音信をしろよ。」
と言ったのに答えて、オフィリヤが発した言葉。
「すまいとばし思うて?」
「なんだい、そりゃあ。へんな言葉だ。いやになるね。」
「だって、坪内さまが、――」
「ああ、そうか。坪内さんも、東洋一の大学者だが、
少し言葉に凝り過ぎる。すまいとばし思うて? とは、
ひどいなあ。媚びてるよ。(後略)」
プレイハウスで4月にジョン・ケアード演出「ハムレット」に
出演したばかりの壌晴彦さんが、今、ワークショップで
さまざまな「ハムレット」を使って面白いことを実行中ですが、
そのテキストの一つが「新ハムレット」。
※参加希望者は座のサイトへ。
2017年7月15日(土)のワークショップで
この語が出てきたとき、「スマイトバシオモウテ」を、
暗号のように感じた人、
「どんなアクセント?」と戸惑う人がその場に多かったのだけど・・・。
長崎県出身Tさん、佐賀県出身のシマカワばかりは、
あまり違和感ない言葉でした。
「手紙書かんばいかんよ!」
「書かんてばし思うとっと!?」
「音信せんばよ」
「せんやろうてばし思うと?」
など、普通に言いそうな言葉。「ばし」は「とでも」
みたいな言葉です。
6月に行きたくて行けなかった佐賀弁で演じる
シェイクスピア劇が東京で1日だけありましたが、
その劇団の人たちに、ね、ね、ね、と、この話をしてみたい。
プレイハウスの「ハムレット」で旅芸人の座長と墓掘人ほかを
演じた村井國夫さんが、佐賀高校の1年先輩の役者
辻萬長さんと二人で、立ち上げの際の顧問となった劇団
「SAGAパーフェクトシアター」。
そういえば、村井さんも、俳優座養成所時代、
佐賀の訛りがあったということを
先日、「宅ふぁいる便」のインタビューで読みました。
太宰治の「新ハムレット」に、話の筋と関係なく、
太宰の坪内逍遥批評が出てくるところがオツですが、
坪内逍遥も美濃国生まれで、もしかしたらその地でも
「ばし」は普通に使われていたのかも。
とりとめもなく、終わり。